低~中価格のハイレゾDAPを試聴してきました。

投稿者: | 2014年11月17日

下記の通り、Shanling/M3という(物理的に)強力なDAPを入手いたしました。

しばらく使ってみて「あぁ^~音いっすね~」とか「UIゴミじゃねーか」とか「動作もっさりしすぎ」とか言ってたんですが、じゃあ他のDAPはどんなもんだろうかと気になってくる。早速差を調べるべく、eイヤホンさんへ足を運んで同価格帯(+α)のDAPを試聴してみた。以下私感。

・Fiio/X5
音質はフラット。低音の締まりはそこそこ。味付け少なめで聴き疲れすることはそうなさそう。逆に言えば聴いていて楽しくなるようなタイプではない感じ。操作性は物理ホイールがあんまりよくない。中古品だったせいもあるかも知れないが、片方に回してるのに逆に入ったりすることが多かった。4つの物理ボタンも直感的にわかりづらいが、動作は軽快でかなりサクサク。UIは視認性低めだけど、慣れたら評価が変わりそうな感じ。

・iBasso/DX90j
第一印象は小さい。かなり低音寄り。音は元気あるけど、もっと元気一杯な音を予想してたので若干の肩透かし。艶っぽさはあんまない。操作性はかなりいい。タッチパネル+物理ボタンの組み合わせが良い感じ。ポケットの中に入れていても再生・停止・曲送り・戻しがちゃんと操作できそう。曲選択画面ではflacタグを読まないけど、再生中はちゃんと読み取ってくれる。音質・操作性・UIのバランスを考えると頭1つ抜けてる印象。

・iBasso/HDP-R10
デカイ。音質はやや高音寄り。解像度はそこそこ。低音は締りがあるタイプではなく、広がりがある。個人的にはあまり好みではない感じの音作り。UIはまんまAndroidなので操作性はなかなか良い。タグ読み取りやアーティスト/ジャンル/プレイリストなどの振り分け機能が豊富。でもデカイ。デカすぎる。

・iriver/Astell&Kern AK120II
操作性はキビキビではないがもっさりでもない。良くも悪くもない。UIはわかりやすい部類。分離はかなりよい。音質は低音多めも、多少ボワ付きを感じる。スネアやハットの抜けはイマイチ。女性Vo.の艶っぽさもあんまり感じない。他のレビューを見るとEQで変わるって書いてあるけど未確認。正直値段と音質の釣り合いは取れてないかなぁ。

・Shanling/M3
音質は低音寄りで楽しく聴かせるタイプ。解像度が高く、高域も綺麗に出る。試聴した中では、DX90jに艶っぽさを入れた感じ。あるいはX5に元気の良さを足した感じ。操作はダイヤルボタンのみになるが、操作性お世辞にもいいとは言えない。UIは今まで見てきたDAPの中でも最低レベル。動作もかなりもっさり。でも音は一番好みという…。

(※14年12月ころからファームウェアアップデートが頻繁にくるようになったので、操作性や利便性は改善されてきています。)

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画像は左からHDP-R10・M3・DX90j・AK100 MKII(今回試聴できなかった)。DP-R10がかなりデカかったが、M3も負けてない…。

もちろん個人の好みや慣れの部分もあるけど、個人的に音質はM3が一番かなぁ。総合力はDX90が一番という評価でした。しかし「操作性や携帯性を捨ててでも良い音質が欲しいんじゃー」って人ならM3を勧めるけど、「よくわからないけどハイレゾDAP欲しい」って人には素直にDX90(j)を勧めます。

 -141209 後半(?) 追記 –

高価格のハイレゾDAPを試聴してきた。 – Siren.

 

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