中華イヤホン Knowledge Zenith / KZ ZS5 レビュー

投稿者: | 2017年6月16日

今回は5月に発売されましたKnowledge Zenith / KZ ZS5のレビューです。昨年末、同社のKZ ZST (Purple)を聴いて、そのクオリティに驚いたことで、僕の中ではKnowledge Zenithの評価がかなり高まっていました。

www.5iren.net

そんななかtwitterで新作のKZ ZS5の画像を見たのですが、そのときの感想は「あれれーおかしいぞー(すっとぼけ」といったものでした。このKZ ZS5、どう見てもCampfire Audio / ANDROMEDAの丸パクリです。コレは大丈夫なんでしょうか…。いや、大丈夫な訳がないのですが…。せっかく作っているイヤホンの出音はなかなかなのに、外観を他社の製品からパクるのは、なんというかもったいないし、損しかないと思うのですが…。

Knowledge Zenith/KZ ZS5

発売前からいわくつきのKZ ZS5でしたが、Aliexpressでのお値段は$25~30程度でした。Knowledge Zenithはハイエンドとうたっていますが、昨今のハイエンド/ミッドレンジのイヤホンの値段から考えるとかなりお買い得ですね。

さて、音の方はどうでしょうか。一聴してまずバランスの良さに驚きました。搭載ドライバはD型2基BA型2基のハイブリッド型。珍しい組み合わせです。この価格で多ドライバ。かつ出音も破綻していないというだけでも驚きに値します。僕が以前購入したDZAT / DT-05というD型2基搭載の中華イヤホンは、音が全く制動されておらず、正直まともに聴いていられないレベルでした。その経験からKZ ZS5もD型2基搭載ということで身構えていたのですが、いい意味で裏切られました。

音域としては低域の迫力とキレに見所があります。またハイブリッド型らしく分離もよく、音場もそれなりの広さを感じます。低域に比べると中域・高域はそれほど得意ではないように感じましたが、それでも全体的におかしなところがない、それなりのレベルで安定しているイヤホンだと感じます。送料込み3,500円程度で手にはいるリケーブルつきイヤホンとしてはかなりのものだと感じます。到着後2週間ほど使用してみましたが、ケーブルの取り回しと見た目がアレなのを除けば満足しています。

ちなみにKZ ZSTと同様、純正のケーブルとイヤーチップはかなり残念な出来ですので、お急ぎでないようでしたらAliexpressでシルバーケーブル付属タイプを購入し、イヤーチップも選別されるといいと思います。

ja.aliexpress.com

そんなわけで、最近はガシャやおみくじ感覚で中華イヤホンを買っては知人に投げるのを繰り返す日々です。極まれに「おっ、これは…」って製品もあるので面白いです。

 

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