中華イヤホン TFZ / Exclusive 5 レビュー

投稿者: | 2017年11月13日

7月15日に東京で開催されたポタフェス夏でエリーさんと脳姦さん、kanaさんが推していたので気になって購入。Twitterでは「上位機種のExclusive Kingよりもいいんじゃないか」って話もみかけていました。

7月15日当日にAliexpressにて$92.90(約10,700円)で購入。7月27日に到着。愛用しているPinnacle P1ととっかえひっかえで3ヶ月ほど使用してみました。

TFZ / Exclusive 5 使い込んだせいでキズが目立つ

デフォルトケーブルとAcoustune AET07の組み合わせ

ぼく自身TFZという会社を全く知らなかったのですが、脳姦さんいわく「(評判のいい)KZ ZSTはTFZ Series 1限定版のデザインをパクったもの」だそうで、Google先生にきいてみるとTFZは以前から数千円台の低価格イヤホンを数種類販売しており、価格にしては質がよい製品が多いという評価を得ているようです。

さてExclusive 5に話を戻します。筐体はメタルハウジングです。見ためがよいですね。個人的にはメタリックブルーがとてもすてき。安い中華イヤホンでよくあるプラスチック筐体とは違い、適度な重さがあるため動いてもズレにくくフィット感がよいです。

イヤホン本体はリケーブル可能で端子は2pin。KZ ZSTやZS5と同じ幅でした。規格とかはわかりませんが、割りとよくあるタイプの印象です。ただしKZのケーブルとはコネクタ部の嵌合があわないので、ケーブル自体は流用できますが抜けやすくなるため常用する場合はなにかしらの加工をしたほうがよさそうです。

音としては一聴して中高域のキレとスピード感が気に入りました。低域もなかなかの量が出ています。低域は締まっているという感じではなく若干の膨らみを感じますが、ブーミーであったりボワついているという感じでもありません。ダイナミック型ドライバ1基にしては解像度がある方でしょうか。音の広がりはそれなりで可も不可もなく。どちらかというとキレと勢いで勝負するタイプ。温かみや深みは苦手なように感じます。音域としては中域以上が得意なようで、ロック・ポップ・女性ボーカルなどのノリのよい曲にはあいますが、強く激しい低域をだすようなメタル・スラッシュ・ラウド、残響音など繊細な表現をするオーケストラにはあわない感じです。しかしこの価格帯にしては高レベルでバランスが取れています。

気になった点としては、純正ケーブルでもコネクタ部分は嵌合もなく長めの2pin端子が刺さっているだけなので、なにかのはずみでケーブルが抜ける可能性があること。特に2pinの長さが普通のケーブルにリケーブルした場合は注意が必要です。あとケーブルスライダーがないので、収納時にケーブルが絡まりやすいです。それと中華イヤホンではいつものことですが、ケーブルの見た目が安っぽくいかにも中華という感じです(KZのものよりはマシですが)。

ja.aliexpress.com

TFZ EXCLUSIVE 5をAmazonで購入すると12,500円程度ですが、現在Aliexpressでは$92.90(約10,700円)となっています。ぼくが知る限りの最安値はMassdropの$67.00(約7,700円)だったのですが、現在はリクエスト中になっていますので、こちらは少し時間がかかりそうですね。お財布事情や納期と相談しながらご検討いただけたら幸いです。

(Aliexpressの11/11セールで$78.97(約9,100円)になってたけど更新するのを忘れてた…。)

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